サリーのダーキニーオラクルカード
女性崇拝・自由・平等を謳う「タントラ教」の巫女・ダーキニーのメッセージ
【著者より】
「ダーキニー」、これはインドにおいては「死と時間と誕生」を司るカーリーと夫である。
破壊と創造の神シヴァの召使の女神の名であり、時代が下ってシヴァファミリーを祀る巫女達を指す名称です。
彼女たちは昼は卑業とされる仕事に付き、夜間はカーリーの祠を守り、占い、白黒魔術などを行いました。
彼女達が信仰していた宗教は「タントラ教」と呼ばれました。その教義は、「現実を受け入れよ」というものです。
支配階級が信仰していたヒンズー教は、金持ちと上流階級こそ正義、宇宙との一体化を目指すことに対し、タントラ教徒は「子供を生むことができる女こそ宇宙」であり、「特別な儀式を行わずとも、真面目で正直、善行と家族を大事にすること」さえ行えば、神は祝福を恵んでくださると考えました。
結果、タントラ教徒は「人間の価値は家柄や財産の多さではなく、その人間個人の資質」という結論に達します。この思想はカースト制度を揺るがすものなので、近世までタントラ思想と彼らの信仰するシヴァとカーリーは、支配階級から危険視されました。
このダーキニーカードは、この巫女ダーキニーが活躍した古代インドの時代の、様々な寓話の1シーンを描き、カードの意味は判らずとも、手に取ればなんとなく意味が分かるような作りになっています。シヴァやカーリー、日本で人気のガネーシャ神や、様々な神や妖精が登場するオラクルカード。中には暗くおどろおどろしい絵柄にぎょっとされるかもしれませんが、これらは実は重要な意味合いを持ったカードです。
カードの構成はタロットのデッキ78枚から人物カード16枚を抜き出した、合計65枚。0番から21番までが大アルカナカードに相当し、22番から61番までが小アルカナのソード・ワンド・カップ ・コインにあたります。最後の3枚は時間のカードで、過去、現在、未来を表現し、これで合計65枚。
原画と解説書本文は占い師サリーが描き、清書はあたたかな絵柄で定評ある画人SAI太郎が担当。
普通に占いカードとして、または今日の自分へのメッセージとして毎朝1枚引いてみるなど、いろいろ楽しめます。
著者名 | サリー |
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区分 ※ | 01 |
定価 | ¥3,300 (税込) |
掛率後価格 | 取引店のみ表示 |
※区分01の商品は数量により掛率後価格が変動します。
内容:カード全65種、日本語解説書付き(32p)
パッケージサイズ:H132×W72×D20[mm]
カードサイズ:H130×W70[mm]
本体重量:約184g
著者:サリー
デザイン:MITA
イラスト:画SAI太郎
(セルフパブリッシング)
発送開始:2023年6月22日(木)
JAN:4580046595792
著者について
著者:サリー
平凡なOL時代のある日、退屈しのぎで占いを勉強しだす。ある時、気まぐれ心でインド旅行に行き、現地で強烈なカルチャーショックを受け、占い師を専業とすることに。都心の占い館で働きつつ、合間に占いやら世界の文化を研究すると、近代以前の文化は何らかの形でインドと結びついていることに気が付き、気が付けばインド、アフリカ、中南米などマイナーな世界の占いの研究にどっぷりはまり。「Nik DouglasとPenny Slinger のダーキニーオラクルカード」執筆
テレシスネットワーク 占い師の部屋 所属