レガシー オブ タロット
短編小説とタロットが融合した奥深く濃密な本格派デッキです
この「レガシー オブ タロット 聖なる遺産への扉」は著名なデジタルアーティスト、キーロ・マーケッティの手になるもので、本格的なタロットでありながら、非常にユニークな仕掛けが施されています。
「本格的」というのは、288ページにもなる日本語訳のガイドブックの厚みだけを見てもその何よりの証左といえるでしょう。非常に充実した内容は長年の愛用に耐えるもので、他のタロットの追随を許さない確固たる存在感を示しています。
とはいえ、小難しさや硬苦しさとはまったく無縁で、細部にまで神経を行き届かせ、丁寧に描きこまれたカードの繊細な絵柄は、時が経つのも忘れるほどにうっとりと見とれてしまう魅力を持っています。
「ユニーク」というのは、他でもありません。短編小説がこのタロットに組み込まれているという点です。ガイドブックの約6分の1を占めるのは、実は短編小説なのです。 この短編小説の主人公は、タロット製作者キーロ・マーケッティ自身で、自伝小説のスタイルがとられています。主人公は不思議なメールを受け取り、謎に満ちた北イタリアの豪邸へと招かれます…。
ミステリーのようなスタイルで始まるこの物語は、クライマックスはSFのようなテイストを漂わせ、地球の壮大な歴史が紐解かれるかと思えば、異次元への旅行が描写され、まるで映画を見ているような夢心地へと誘われます。
あらすじはこれくらいに留めておきますが、実際にこの物語をお読みいただければ、壮大なストーリー展開に引き込まれることに同意されることでしょう。
そして、この物語の特徴的な場面は実際にカードの絵柄になっています。物語がカードに反映され、逆にカードが物語に深みを与えているわけで、つまりは短編小説とカードが相互にリンクし合う仕掛けとなっているのです。
物語が真に迫るものとして感じられるのは、キーロ自身が主人公となっているためでしょう。ラストになってわかるのは、このタロットデッキの成り立ちそのものをも物語が説明してくれているということです。
この物語を読んでからカードリーディングに入れば、これまでにない深みのあるメッセージが得られ、未知なるタロットの世界が開かれることになるかもしれません。
各カードの解説には、作者自身のほか、複数の著名な専門家がコメントを寄せており、さまざまな観点からカードの意味合いをとらえ、理解を深めることができます。
リーディングの方法についても丁寧に解説されているほか、巻末には元素表、数字表、惑星表、星座表の付録もあるので、本当に盛りだくさんな充実した内容となっています。
「飾りものに終わらない、長年愛用される、最高峰のタロット、つまり人類の遺産を目指した渾身の作」と作者キーロ自身が語っているように、まさに遺産(レガシー)の名にふさわしい、高いクオリティを持った本格的でユニークなデッキなのです。
著者名 | キーロ・マーケッティ |
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区分 ※ | 01 |
定価 | ¥5,500 (税込) |
掛率後価格 | 取引店のみ表示 |
※区分01の商品は数量により掛率後価格が変動します。
●サイズ:H193×W130×D50[mm]
●内容:カード全78枚・日本語解説書付
著者 キーロ・マーケッティ
キーロ・マ-ケッティは、数々の受賞歴を持つデジタルアーティストです。彼はロンドンで美術を学び、ヨーロッパや南アメリカでキャリアを積んだ後、アメリカのマイアミにデザイン事務所を開設しました。会社経営のかたわら、フォート・ローダーデール美術大学でデジタル画像とイラストレーションに関する講義を行いながら、独自の幻想的なアートを生み出しています。これまでに発表したタロット『The Gilded Tarot』や『Tarot of Dreams』は、アメリカでいずれもその年の最も人気のあるデッキに選ばれるなど、高い評価と支持を得ています。
*ウェブサイトwww.ciromarchetti.com
*当デッキ専用サイトwww.legacyofthedivinetarot.com